文章力は、一朝一夕で上達するものではありません。
それでも書き続けていれば、必ず上達するものです。
どんなに優れた教材であっても、いきなり文章力をアップさせてくれというのは無理な相談です(^-^;
ただ書き続けている本人からすれば、上達までの期間が長く感じないのも事実なんですよね。
僕自身のリアルな経験から、それは断言できます。
今日は他のブログから記事を引用しながら、僕が添削をしてみようと思います。
他のブログとは、3年前の僕が書いた記事です(笑)
たった3年前に書いた記事なのですが・・・、
今から読み返してみると、恥ずかしくなるような文章でもあります(^-^;
それでも、
「たったの3年で、僕もここまで上達したんだな~♪」
という感慨もあるんですよね(^.^)
この3年で、僕が感覚的に身につけてきた
『文章の書き方5つのルール』
とっておきのルールを紹介しながら、解説していきますね♪
僕が大切にしている文章の書き方5つのルール
さて、今回添削する材料はこちらの記事です。
2020年11月に僕が書いた、断酒についての記事です。
このブログは僕にとって、生まれて初めてのブログとなります。
当時は、副業のことなんで全く考えてなかったですね~。
あれから、たったの3年。
わずか3年で、副業として文章で立派に稼げているのですから人生って不思議です♪
このブログの読者さんであれば、もっと近道して稼げるようになりますよ(^^♪
【文章の書き方ルール①】同じ語尾を連続しない
僕が大切にしているのは言葉のリズムです。
読者さんは黙読しながらも、頭の中では音読しているものなんですよね。
頭の中で音として読みながら、心の中に生まれるリズムが心地良いものでなければなりません。
その軽快なリズムが、読者さんの興味の炎を燃やすための着火剤となってくれるからです。
※オリジナル記事
甘いお菓子やキャンディーが転がっているような道じゃないんですよね。
https://positive-danshu.com/not-idle-but-happy201101
だから、躊躇してしまいます。
それでも自分の中ではわかっているのです。
その先には自分が本当に求めている結果が待っていることが、わかっているのです。
一歩踏み出すのに、少し躊躇してしまう道。
それが楽しい生き方への扉です。
決して悪くはないとは思いますが・・(笑)
何となく、リズムが悪い感じがするのは、
語尾の「~です。」を2度続けてしまったり、多用しているからです。
その結果、リズムが悪くなってしまっているんですよね。
そうなると読者さんは、離れていってしまいます。
読みづらい文章は、気持ちが入りにくいからです。
※添削後
(断酒への道は)
甘いお菓子やキャンディーが転がっているような道ではありません。
断酒への決断に躊躇してしまうのは、これが理由なんですよね。
それでも・・・、
それでも自分の中では、わかっていたのです。
その先には、僕が本心から求めている何かが待っていること。
それだけは、わかっていました。
一歩踏み出すのに、少し躊躇してしまう道。
こうした道こそが、楽しい生き方への扉だったのですね。
語尾の重複を避けることで、リズム良く読みやすい文章になったかと思います。
【文章の書き方ルール②】出口までのデコボコ道をフラットに
ルール①と重なる部分はありますが、文章全体の『流れ』はとても大切です。
イメージとしては、歩きやすい道。
なめらかな流れです。
どのような文章でも必要なのは、読者さんを最終的に導いていきたい出口。
ゴールまでの道のりを楽しく、快適に過ごしてもらうためにできること。
それは、デコボコ道を少なくして、リラックスしてもらうことです。
ゴールまでの過程も、旅の醍醐味の一つですから♪
読者さんに『旅の移動中そのものを楽しんでもらう』気持ちを忘れないで下さいね(^.^)
※オリジナル記事
一方で楽なことを求めると、その入り口は魅惑的な姿をしているかもしれません。
https://positive-danshu.com/not-idle-but-happy201101
スッと入りやすいのです。
でも・・・、
「ハマり過ぎないように注意して入っていこう。抜け出せなくなったら困るから。」
どこかでそんなことを感じてしまう入口なんです。
簡単に踏み出せる。魅力的な扉に見えてしまう。
それでも、入れ込み過ぎると危険であることがどこかでわかっている。
それが楽な道です。
記事では、『楽な道』と『楽しい道』の違いを説明していますが・・・。
文章では、
『読者さんの考える負担をいかに減らしていくか』
を考えていくことが大切です。
考えることは、エネルギーが必要なことなんですよね。
読みながら疲れを感じてしまうと、すぐに離れていってしまうのも読者さんなんです(汗)
出来る限り、読み手の負担を少なくしていくことも思いやりですよね。
※添削後
楽しい生き方ではなく、楽な生き方を求めてしまうと・・・。
その入り口は、魅惑的な甘さで飾られています。
甘美な誘惑のデコレーションの数々。
ちょっと覗いてみようかな・・。
何だか楽しそうな世界だ♪
何の障害もなく、スーっと入ってしまいそうな入り口です。
入り口のドアを簡単にノックできて、すぐに入っていける世界。
扉の先にある魅惑的な光景。
でも・・・、
「一度は言ったら、抜け出すことは難しい。」
「抜け出せなくなったら、大変だ。」
そんな不安も拭い去ることの出来ない道。
楽な道とは、このようなものなんです。
どうでしょうか?
流れのスムーズさが増して、読みやすく感じられるのではないでしょうか。
状況をよりイメージしやすくなったかと思います。
【文章の書き方ルール③】長々とした文章は分解して短くする
ちょっとでも飽きてしまうとすぐに去ってしまうのが、読者さんです。
読者さんの時間ですから、どのように使うのも読者さんの自由。
一度乗ったら目的地まで行くしかない飛行機と違って、文章ではいつでも読むのをストップすることができます。
いかに引き込み、いかにストレスなく読んでもらえるか?
最後まで居心地の良さを感じてもらえるような文章にするためには?
その為の工夫の一つが、長い文章を出来るだけ避けることです。
長い一つの文章より、短い文章をいくつか重ねていく方が読みやすさでは優れています。
※オリジナル記事
僕の場合は、飲み続けた先の自分の人生を想像すると絶対に避けたい結果しか想像できなかったんです。
https://positive-danshu.com/not-idle-but-happy201101
例えば、お酒を飲み続けていても別に会社を首になったりはしないでしょう。むしろ、飲酒習慣を残すことで働きやすさから考えると、飲み続けている方が楽なのかもしれません。
自分で書いた文章ですから、まぁ最後まで読みますけど・・(笑)
読者さんは、僕に対する情けなど1ミリもありません(^-^;
一度読んでわかりにくければ、そこで終了です。
わかりにくい文章を読み返してくれる読者さんなんていません。
もしいたら、その読者さんは僕にとって神様です(^.^)
特に一番最初の、『飲み続けた先の・・・・』の部分は読みにくく感じますよね・・。
※添削後
飲み続けた、自分の未来の姿。
これから先の人生を想像した時、
僕には、『絶対に避けたい結果』しか想像できませんでした。
仮にお酒を飲み続けても、会社をクビにはならないと思います。
むしろ飲み続けてた方が、働きやすいのかもしれません。
長々とした文章よりも、短い文章を改行しながら区切っていく方が、伝わりやすいですよね。
【文章の書き方ルール④】臨場感のある文章を心掛ける
短い文章をを重ねて、改行していくコツがわかってくると、一気に読みやすい文章に変身します。
でもこれだけでは、ダメなんですよね。
わかりやすくて読みやすい文章だからといって、読者さんは最後まで読んでくれるとは限りません。
たとえ簡単な文章でも、臨場感がなければ読者さんは去ってしまうのです。
臨場感とは、読者さんが頭の中に描く映像のことです。
読者さんの頭の中のスクリーンに、映画のように映し出される臨場感を与えるには・・・?
さっそく、添削していきましょう!
※オリジナル記事
いくら働きやすいと言っても、飲み続けることは『楽しい道』ではありませんでした。
https://positive-danshu.com/not-idle-but-happy201101
お酒から抜けることが難しかったように、万一会社で何かがあった時でもそこから抜け出すことが出来なくなる人材になってしまうと感じていたからです。
納得できないこと。嫌なこと。いくつになっても、ずーっと何かの指摘を受けながらそれでも思考停止状態でYESの返事をし続ける人生。理由は相手の肩書が上だから。ただそれだけの理由。
「でももう自分もいい年だし、YESと言っていた方が楽だもんね。飲み続けよう。」
と、そんな風には絶対に考えられないんです(笑)
会社の奴隷になりたくない。
お酒を飲む時間を自己投資にあてて、正しく自己主張できる人になりたい。
それが、本当の意味で楽しい人生だと思う。
自己投資の時間をお酒に犠牲にされるのは嫌だ。
このようなことを読者さんに伝えたかった文章だと思います。
この文章に臨場感を与えることで、より瑞々(みずみず)しい文章とするためには・・・。
※添削後
「一杯だけ、付き合ってよ~。」
飲みの席で上司にそう言われた時、
「はい、では一杯だけ。」
と飲んだ方が、働きやすい環境となるのかもしれません。
でもそれは僕の人生にとって、楽しい道ではないのです。
万一会社で理不尽な出来事に遭遇した時、
「なぜこんな指導を部下にしたんだ!指導不足だ!」
いわれのない叱責を受け、言い訳も許されない人生だったら・・・。
生活の為、お金の為、家族との生活と子どもの学校の為。
「はい、申し訳ありません。」
こぶしを握りながら言いたいことをゴクリと飲み込み、
そんな理不尽な世界から抜け出す力のない自分と向き合って・・、
思考停止したまま、上司のイエスマンとなり続ける毎日。
楽であっても、楽しくない人生。
お酒を飲み続けることで、楽しい人生を犠牲にするのは絶対にイヤでした。
ポイントは文章のところどころに、状況の描写を入れ込むことです。
文章の全てに入れ込むことは、不可能ですが・・・、
ところどころに、チラッと映像的な言葉を入れ込むことなら可能です。
むしろ、そうあるべきなんですよね。
大切なのは、ちょっとしたキッカケを与えることです。
ほんのちょっとの火花があれば、あとは読者さんの頭の中で広がってくれます。
読者さんが勝手に映像を描き始めてくれるような文章を目指していくことが大切です。
【文章の書き方ルール⑤】外からの描写と内からの描写
臨場感のある文章とは、客観的な説明で終わるものではありません。
それだけでは、不十分なんですよね。
目に見える外からの事実を伝えるだけでは、十分ではないんです。
大切なことは、内からの描写も入れていくこと。
イメージを誘発させてくれる表現は、外からの描写と内からの描写が重なった時に生まれるものなんです。
※オリジナル記事
断酒し続けることは、それなりに厳しさもありますよね。
https://positive-danshu.com/not-idle-but-happy201101
そんな厳しさがあっても、小さな楽しみを見つけながら断酒生活を続けていくのです。
体だって健康になりますし、身軽な毎朝で心も軽くなれます。そういったメリットを感じながら、飲酒という楽な選択を排除する。
厳しさや辛さ、努力を要求されながらもやっぱり『楽しい』のです。
本当に自分が望んでいる結果が待っていることを期待できる毎日が楽しく感じられるのです。
いいこと書いてますね~(笑)
これはこれでいいとは思うのですが・・(^-^;
心の声を加えていくと、もっと文章が生きてくるんですよね。
ただの解説文ではなくて、命のある文章にするには・・・、
心を吹き込むことです。
心の声を入れてあげれば、目に見えない力が生まれてきますよ♪
※添削後
断酒という入口には、確かに厳しいものがあります。
仕事後の唯一の楽しみだった晩酌のない今晩。
帰宅時の車の中でも考えることは、
「夕食の後、何すればいいんだろう・・。」
その大きな空虚感、僕にもよくわかります。
そんな厳しさの中で、あえて・・、
意識を楽しみに向けていくこと。
これはもう、ほとんど修行です。
小さな楽しみに視点を移しながら、空虚感の中を過ごす。
明日の目覚めを想像して、小さな楽しみを感じること。
「体って、こんなに軽かったんだ♪」
「朝って、こんなに爽やかだったんだ。」
あれほど嫌だった、眩しすぎた朝の太陽が、今はとても優しく体を包んでくれる。
意識の方向を変えることで、飲酒というラクな選択を排除していくこと。
やっぱり努力も必要です。
それでも楽しいものなんですよね。
自分の奥深く、心の底の底から望んでいる本当の人生がその先に待っていること。
それを期待できる楽しさ。
それが、楽ではないけど楽しい人生なんだとわかったのです。
何も難しいことはありません。
心が感じたことをそのまま声にしてあげるだけです。
心の声を出来る限りストレートに表現していくことで、文章力のレベルは格段に上がります。
シンプルな文章に多くの情報を込める
僕が特に大切にしている、文章の書き方のルールを5つ紹介してきました。
それなのに、こんなことを言ってしまうのも何なんですが・・・
ぶっちゃけ、これらのルールを暗唱しているわけではないんですよね(^-^;
「これは、役に立ちそうだ!もっと読み進めてみよう。」
読者さんにそう感じてもらえるような文章だろうか?
常に気にしているのは、この一点だけです。
そして、
『読み終えた時に、読者さんの心に残るものはあるか?』
書き終えた時に、そのことを意識しています。
文章とはイメージのキャッチボール
文章とは、あなたの頭の中に描いたイメージを伝えていくことです。
そのイメージを言葉で受け取った読者さんが、新たなイメージを描いていきます。
そうしてイメージのキャッチボールが始まるのです♪
上に紹介してきた5つのルールは、このためにあるものです。
「どうしてこの人は、このような考えを持ったのだろう?」
その理由が知りたくて、あなたの文章を読み始める読者さん。
「なるほど、この理由でこんな結論を出したんだ。」
読み終えた時に、納得してくれる読者さん。
そうして読者さんの中で生まれる、新たなイメージ。
そこから先は、読者さんの世界に委(ゆだ)ねます。
あなたに出来ることは、たった一つ。
読者さんの背中をそっと、さり気なく押してあげることです(^.^)
もっと文章の奥の世界を観てみたい。
そんな好奇心溢れるあなたには、『太陽の文章術』をどうぞ♪
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