「売れる」
この言葉を聞いた時、あなたの中に浮かぶ光景はどのようなものでしょう?
商品がどんどん出荷されていって、お金がどんどん入ってくる光景♪
お金がどんどん手元に入ってきて、次から次へと商品がお客さんの元へと去って行く光景♪
思い浮かぶ光景そのものは、同じようなものだと思うんですよね。
でもその光景を言葉として表現すると、その違いは明らかに存在するものです。
似たような表現であっても、その根っこが違っていると微妙な違いが出てくるものなんですよね。
今僕は、「売れる」という言葉から浮かぶ光景を説明する為に、2種類の表現を使いました。
無意識に出てくる表現は、その人のマインドの片りんをチラッと見せてくれます。
今日は、とても大切なことをお伝えしていくつもりです。
売れる文章を書くための極意は、言葉の使い方の中にはないということ。
このことについて、お話しさせて下さい(^.^)
『与える』、『伝える』、『喜んでもらう』ことが売れる文章の基礎
同じ映画を観ても、その感想は人それぞれですよね。
僕には僕の個性が、あなたにはあなたの個性があるから、それは当然のことです。
個性とは、考え方や思い方の違いです。
どんな思い方をするのか?
どのように考えるのか?
それを決めるのは、王様でも権力者でもなく、あなた自身ということなんです。
あなたの考え方は、100%あなたが決めることができるということなんですよね。
だから売れる文章を書くための情報をお伝えしても、伝わり方は読者さんによって違ってきます。
与えるマインドが根っこにある人
思いの違いで最も根幹にある大きな違いが、ここにあります。
『奪おう』としているのか、『与えたい』と思っているのか?
同じ映画、同じ光景を目にしても、見え方は人それぞれ。
ここを大前提として考えていく必要があるのですね。
あなたの目に映る『商品の売買』はどのようなもの?
店員さんが、商品を梱包してお客さんにお渡しする光景。
同じ一連の光景を見ても、見え方や感じ方は違ってくることをお話ししてきました。
与える人 ⇒ この商品の価値が正しく伝わって欲しいな。
与えるマインドなのか?
奪うマインドなのか?
この違いが、見える景色を最も大きく変える違いとなって表れるんですよね。
そしてこの法則は、文章でも全く同じように働いてきます。
書き手の心境がどちらにあるかで、結果は全く違ってくるのです。
それはどんな変化なんでしょう?
読者さんはあなたの文章を映し出す鏡
セールスレター、ブログ、メルマガ・・・。
多くの文章には、テンプレートと呼ばれるものが確かにあります。
それでも・・・、
同じ表現、同じテンプレートに沿って文章を書いたとしても、目に見えない違いは必ず出てくるのです。
この違いこそが最も大きく、最も重要なものなんです。
根本的な文章の出来不出来を決めるもの。
その根本的な原因が、目には見えないところにあるということです。
与える文章と、奪う文章。
ではその文章がどちらの種類なのかを、どうやって見分ければいいのでしょうか?
目には見えないが、完全には隠せないものから見分ければいいのです(^.^)
それは、客層です。
読者さんという、お客さんの層です。
与える文章には、与えたいという読者さんが。
奪う文章には、奪おうとする読者さんが。
あなたの書いた文章には、あなたの文章に惹かれる同じ読者さんが引き寄せられて来るものなんです。
これも、決して逃げられない法則の一つなんですよね。
真実味を持たせるというテクニックの例
ここで一つ、セールスレターでよく使われる有名な一つのテクニックについて考えてみましょう。
何かを売りたいと、商品を紹介する為の文章。
そんな文章を読んでいる時の読者さんの中に生まれる感情は、疑いです。
「この人が書いていることは、本当なんだろうか?」
「ただ売るために、嘘を書いているのではないか?」
そんな疑いを持ちながら読んでいるものなんですよね(^-^;
読者さんが一生懸命働いて稼いだ大切なお金をお支払いする可能性があるのだから、当然の感情です。
そんな疑いを晴らすために、『証拠を見せる』というテクニックが必要となってきます。
お便りを頂いた方の93%が、「この商品を買って良かった。」という声です。
(奇数の数字を入れるのがポイントと言われています(^-^;)
「この人の書いた文章には、嘘はない。」
と感じてもらう為のテクニック。
文章に真実味を与え、読者さんが持つ疑いを打ち消していくための一つのテクニックです。
当たり前のことですが・・・、
こうしたテクニックは、奪う人も、与える人も、平等に使えるツールです。
見た目には、全く同じテクニックなんですよね・・・。
それでも、やっぱり違いが出るものなんです。
そうした与えるマインドの人。
「売りたい。どんどんお金をもらって、楽したい。」
そんな奪うマインドが隠れている人。
同じテクニックを使っても、両者が書く文章には明らかに伝わり方が違ってくるものなんです。
与えたい読者さんは、与える文章に惹かれ、
奪いたい読者さんは、奪う文章に惹かれる。
避けることのできない法則の中で、僕たちは生きているんです。
言葉の中にはない本当の情報を突き止める
あなたが書く文章に惹かれる読者さんは、あなたと同じ傾向、マインドを持った人たちです。
もちろん、時々は例外も発生します。
あなたが必死で与える文章を書いていても、奪おうとする読者さんがやって来ることはあるんですよね。
サンマ漁の漁船でも、違う魚だって網にかかってくるようなものです(^-^;
でも遅かれ早かれ、そうした読者さんは居心地が悪くなって去って行くことになるでしょう。
難しいのは、どちらの立ち位置であっても、当人にとっては居心地が良いと感じるところです。
たとえ口では、
「与える側に立ちたい。」
そう言葉に出したとしても、本人は気付くことなく、奪う世界に居心地の良さを感じていることも・・・。
そして、更に判断を難しくしてしまうことがあるんです(汗)
それはどちらの側の人であっても、売れる文章は書けるということです。
売れるか売れないかは、マインドの種類とは関係の無いことなんですよね。
これは、お金持ちと心の豊かさには何の関係も無いのと同じことです。
奪うマインドの人も、与えるマインドの人も、商品を売る文章は書けるということ。
ここが、判断を難しくさせているんですよね。
目に見えない思いの中に真実の情報がある
表現の違いや、言葉の使い方、テクニックの中に本当の情報があるのではありません。
本当の情報は、言葉と言葉の間、行間に存在するものなんです。
言葉から連想される、その先にあるのです。
「行間にあるのなら、何も書く必要はないじゃないか。」
そのように思われるかもしれませんが、文字がなければ行間は生まれません。
目に見えるものがなければ、目に見えない真実を感じることは難しいものなんです。
心の正しさが大事と言っても、目に見える不自由な世界に生きているからこそ感じることができるものなんですよね。
【太陽の文章術】で教えているのは読み手も書き手も豊かになる文章術
もちろん僕が提唱している売れる文章の書き方は、『明るい光を源泉として書いていく文章』です(^.^)
だから、【太陽の文章術】と命名しました(笑)
真実は目に見えないところにあります。
思いやりは、テクニックからは生まれません。
同じテクニックを使っても、その背景にあるものが違えば、結果(客層)も違ってくるのです。
商品を与えたい。
利便性を与えたい。
豊かな暮らしを与えたい。
お金を奪いたい。
安い商品を売って、得したい。
結果として表れる外見は同じでも、そこから派生する結果のその先は絶対に違いが生じます。
太陽の文章術では、双方が豊かになる書き方を教えています。
奪う文章は、お互いが貧しくなり、渇きが増すばかり・・・。
言葉に潤いを与えたい。
温もりを与えたい。
読者さんへ与え続けたい。
そんな文章を書いていくあなた自身が、一番豊かになれる文章術♪
太陽の文章術を身につけて欲しいと心から願っています。
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