起承転結で伝わる文章の書き方:娘からの手紙相談で気づいた教訓

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ブログに文章を書くことで、副収入を得ている僕です。

ですが日本的な『起承転結』という文章の構成については、深く学んだことはありません。


人並みですが、最初はアメリカ本場のコピーライティングから入りましたね(^-^;

ではなぜ今回、この起承転結についての記事を書くことにしたのか?


それはつい最近、娘からお手紙を書くためのアドバイスをお願いされたからです。


今は学生の娘ですが、社会人研修としてお世話になった現場の方たちへ

「お礼のお手紙を書きたいから、アドバイスが欲しい。」

と、お願いされたんですよね(^.^)


セールスレターでもない、ブログ記事でもない。

ただ感謝の気持ちを伝える為のお手紙です。


その時に、偶然ですが・・、

ちょっとだけ意識したのが『起承転結』というパターンだったんです。


もちろん僕が持っているライティング経験をフルに活用してアドバイスしましたよ。

結果は大成功♪


読んで下さった方からのお喜びの声を逆に頂いて、恐縮している娘の姿がありました。

今回はこの『起承転結』という角度から、文章の魅力に迫っていきたいと思います。


伝えたいことをしっかりと伝えられる文章とは、どんなものなのか?

ここを明確に知ることができますよ(^^♪


ぜひ最後まで読んでみて下さい。

目次

基本的な『起承転結』を知ればあらゆる文章で応用できる

キャッチコピー、サブヘッド、CTA(コールトゥーアクション)・・・、


『ビジネスで活用できるライティング』

を身につけたいという思いがきっかけで、文章の世界に足を踏み入れた僕です。


ですが本質を学んできた人にとっては、違う分野においても応用が効くものなんですよね。


あらゆる文章に、絶対に欠かすことのできないこと。

それは、読み手の感情です。



起承転結の『結』の段階で、

「読んでいる相手が、最終的にどのような気持ちになって欲しいのか?」

「何を伝えることで、どのように感じて欲しいのか?」

まずはここを明確にすべきだと、僕は考えたのです。


ここは小説でも、セールスレターでも、ホームページのプロフィールでも・・、

個人的なお手紙であっても、欠かすことのできない視点なんですよね。


関心を惹きつけられて、最後まで読み進めていかざるを得ない文章。

ちょっと誤解を与えそうな表現ですが、そのようなライティングです。


そのためには、まず『結』(ゴール)から明確にしていくこと。

そして結論は『起』の段階で伝えて、最後の『結』でも伝えること。


もちろん文章の種類によって、伝え方に違いは生じますが・・・、

結論は先に述べ、最後にも述べることが、基本的な文章の流れとなるのです。

伝わる文章を書くために最も大切な要素

『起』:

読み進めたいと思わせる為の工夫
どこに向かう文章なのか?
どんな内容であれば、相手に興味が生まれるのか?

『承』:

読み進めたいと感じた気持ちが正しいことを伝えていく
具体的な事例や背景の情報を交えながら

『転』:

新たな発見
読み手の予想を裏切る出来事
予想しなかった障害、そしてパラダイムシフト

『結』:

それでも最後には、『起』の段階でフワッと伝えていた明確なゴールにたどり着く
この段階で相手に抱いて欲しい気持ちが生まれているか?
伝えられているか?

それぞれの段階で、伝えるべき明確なメッセージがあるんですよね。


『起承転結』、全ての段階のメッセージは重要な要素です。

でもこれは、全てを書き連ねればいいということではありません


伝えていく順番。

そこを間違えると、せっかくの文章も台無しになってしまうものなのです。


お料理にも調味料を加える順番があり、素材を調理する順番があるように、

文章でも全ての要素を入れたからといって、良くなるものでもないんですよね。


順番を守ること。

ここが大切なんです。

『起承転結』:文章力アップの四つのステップ

ここで、僕が娘に伝えたお手紙へのアドバイスをご紹介しますね。

『起』:

感謝の気持ちを伝えたい
読み終えた時、あの人に研修できて良かったと感じてもらいたい
相手の心に温もりが生まれて欲しい
研修前と研修後では全く意識が変わり、とても貴重な経験だったことをまず伝える

『承』:

どのような経験が娘にとって貴重だったのか?
具体的な状況をリアルに、その光景が浮かんでくるように伝えていく
クレームのお電話が入った時の出来事
隣に呼んでくれ、クレーム対応の様子を観察するように言われた時の出来事
その時に感じたこと等

『転』:

実は、研修前は行きたくないという気持ちが強かったこと
不安もあり、自分には適性がないのではと
特にプレゼンの前日は眠ることができず、朝も4時に起きて上手くできるか練習していた
それでも緊張は解けず、行きたくないという気持ちで一杯だった

『結』:

そんな私の緊張を全て理解して下さり、この通り進めていけば大丈夫と背中を押してくれた
社会人として働くことから逃げたいという気持ちがあったが、皆が輝いて見えた
楽ではなかったが、今まで感じたことのないような嬉しさも少しだけ経験できた
社会人の一員となったら、〇〇の方たちのような人たちと一緒に成長していきたい
出会いに感謝していること

「こんな全体的な流れをイメージして、お手紙を書いてみたら?」

とアドバイスしました。


相手がお手紙を読み終えた時、相手の心に温もりが生まれている光景を描くよう伝えたのです。


全ては、この終着点のために。

それぞれの段階の文章を適切な順番で書いていくこと。


こうしたアドバイスを与えたんですよね。

補足:『結』で欠かせない要素がある種類の文章

全ては、最初に設定した『結』へと向かうためにあること。

それは娘の書いたお手紙でも、僕が書くセールスレターや商材紹介の文章でも全く同じです。


ただし・・・、売るための文章、セールスレターの場合、

この『結』の部分で、絶対に欠かせないもう一つの要素があるんですよね。


それがCTA(コールトゥアクション)です。


読者さんが実際に注文するという、リアルな行動に移ってもらう為の後押しが必要なんです。


娘が書いた手紙の場合、CTAはぼんやりとしていいます。

『読んでくれる人の胸に温もりが生まれる』

という状況を読者さんの胸の中でつくり出してもらうということだからです。


でもこれがセールスの場合は、もっと具体的に伝えなければいけません。

ここをクリックしてください
ここにファックスして下さい
ここから登録して下さい・・・等々

その程度に違いはありますが、

娘のお手紙にしても、セールスレターにしても、どちらにしてもCTAが存在しているということです。


そして忘れてはならないことは、

読み手がその気になった最高潮のタイミングでCTAに入る

ということになります。


『結』の段階で、読み手の気持ちが最高潮になっているか?

最高のタイミングができているか?


ここが重要なポイントになってくるのですね。

文章作成の極意:『起承転結』がいつも正しいとは限らない

伝えていく順番が何よりも大切であること。

その順番を簡潔に示すための手段として、『起承転結』という一つの型があるということです。


単に情報を伝えるだけでは不十分です。

ウィットな表現、言葉使いを勉強するだけでは不十分です。

段階を踏むこと

順番を守ること

ここを見逃してはならないということだったんですよね。


そしてこの順番ですが・・・、答えはいつでも読み手の心の中にあるということです

答えは、心の流れの中にしか存在しないんですよね。


『起承転結』がいつも正しいと言うことではありません。


脱水症状で苦しんでいる人に対して、行うべき行動は何か?

相手の状況から判断すれば明白ですよね。


ここで、

「水分補給、塩分補給の重要性・・云々」

なんて呟いている人は、もう論外だと思いませんか?(^-^;


型はあるけど、型に縛られないこと。

答えは常に相手の心の中にあること。


ここが極意でもあるのですね。

【惹きつける文章は『起』で痛みを訴えること】の大きな間違い

コピーライティングの世界では、

『顧客の痛みにフォーカスして、痛みからの解放を訴えること』

が重要であるとよく言われます。


確かにその通りなんですよね。


『こうすれば、より良い結果が得られる』

よりも、

『こうすれば、この痛みから解放される』

という方が人は動くからです。


『このマニュアルがあれば、毎月〇〇万円の副収入が得られます!』

よりも、

『会社の奴隷となり、休日を犠牲にして、老後の不安を抱えたままの人生から解放させてくれる!』

こちらの方が、反応が高くなるのが現実です。


これは確かなのですが・・・、

僕の娘が今回書いたお手紙に、何も考えることなくこの法則を当てはめてしまうのは浅はかというものです。


痛みを訴えるというのは、起承転結のような一つのパターンに過ぎません。

一つの型なんです。


大切なのは、感動。

ここが脊髄にまでしっかりと浸透していれば、何十年先の未来でも正しいライティングができるのです。


感動という気持ちを抱いてもらうこと。


メール、セールスレター、稟議書、小説、あらゆるお手紙から聖書、仏典に至るまで。

全てこの『感動』というキーワードで事足りるのです。


小さな感動から、大きな感動まで。

痛みの前に感動

デメリットの前に感動

リスクリバーサルの前に感動

全てのテクニックの根源にあるこの『感動』を決して忘れないで下さい。


僕にとっての、顧客が感動を感じてもらえるような仕事とは何か?

僕が生きている理由は、感動を与える為にある。


ちょっと大げさに聞こえるでしょうが(^-^;

僕がライティングに取りかかる時に、大なり小なり必ず意識していることでもあります。

『起』と『結』の間にある文章の書き方

人間賛歌。

大げさかもしれませんが、全ての仕事においてほんの一粒でもこの要素を埋めていきたいと僕は心がけています。


これがライティングの極意でもあると、僕は強く信じているからです。

どのような内容の文章であっても、感動を入れていくことは可能です。


ほんの少しでいいのです。

あからさまであっては、逆効果。


本心で書くこと。

伝えたい、伝わって欲しい。

温もりを感じて欲しい。


そのためにとても参考となるのが、物語の力です。


『起承転結』の『起』と『結』の間、『承』と『転』に入るのは、

この物語をどう伝えていくかの技術の差で違いが出てきます。


どのような状態でスタートして、最後にはどのような結末となるのか?

そしてどんな種類の温もりが、読み手の中で生まれてくれるのか?


主人公は読者さんです。

お手紙を読みながら心の波、リズムを感じている読者さんです。


読者さんの中に今、この部分ではどのような景色が広がっているのか?

そこを常に思い描きながら書いていくものなんですよね。


その深さに底のない魅力を秘めているのが、ライティングです。

文章力は、生きていくためのあらゆる力に直結しているものです。

営業力、人間関係、教育・・・。


根源的で無限の可能性を感じさせてくれるライティングの世界を体験してみたい方は、こちらの記事を読んでみて下さい。

扉の先に待っているストーリーは、あなたの人生の物語と一致するかもしれません。

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この記事を書いた人

・ブログアフィリエイトで最高の教材を手にして挑むも、2年間ほぼ無収入
・渾身の記事を書き続けているうちに、『ライティング=人生』と感じる瞬間を何度か味わう
・誰もが心の中に持っている『太陽』に気付くことで、人生を豊かにするライティングの可能性を伝えたく、このブログを始めました♪

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